大学受験は高2から?大学受験に塾は必要?
大学受験は高校受験とは異なり、ライバルは全国の高校生だけでなく浪人生も加わるため、明らかに難易度は上がります。高校受験は「中3の部活動が終わってから」みたいな話はよく聞きますが、大学受験はそうはいきません。難関大学を志望するなら、高1から始めるべきですが、遅くても高2からは本格的にスタートしましょう。
受験勉強をスタートする前に、まずは志望校を決めましょう。高2だと「まだ早い」と感じている人もいるかもしれませんが、“1年後に人生の岐路に立つ”という意味で考えると、志望校を考えていない人は「やや遅い」です。なぜなら、志望校を決めると受験勉強が効率的に進められるからです。志望する大学によって、難易度、受験科目や配点、出題傾向、受験方式などが大きく異なり、志望校を決めることで、合格に向けた学習計画を考えるようになります。志望校を決めないと「何となく勉強する」ということになり、時間のロスが生じてしまいます。
次は苦手科目をすることです。「そんなの当たり前じゃん」と聞こえてきそうですが、残念ながら苦手科目の克服は、ほぼ全員できていません。国公立大学を志望する場合は、受験に必要な科目は7科目もあります。受験対策の一環で、高3から理科や社会の勉強を本格的に始める人は多いので、高2が終わるまでに主要3教科の英語・数学・国語の苦手単元は必ず克服しておきましょう。
また、大学入試の新情報を調べることも重要です。大学入試は日々変更・更新されています。最近は「学校推薦型選抜」「総合型選抜」の募集枠が変動したり、国公立・私立大学問わず、様々な学部・学科が新設されたり、選抜方法が変わったり、かなり複雑になっています。大学の検索サイトもたくさんあるので、定期的に志望校の情報は確認して、学習計画の参考にすると良いです。
さて、大学受験に塾は必要でしょうか?
その答えは「人による」です。
塾に通った方が良い人は、「自分で勉強の習慣化が出来ない人」「基礎学力が身についていない人」です。一般的に言われている高校生に必要な勉強時間は、最低でも高2で毎日2時間以上、高3になると毎日5時間以上と言われています。これくらいの勉強時間が自主的に確保できない人は、塾で強制的に勉強しましょう。また、基礎学力の低さは学習計画の妨げになります。どんなに綿密に学習計画を立てても、基礎学力が無いとそもそも計画通りには進みません。塾に通うと、志望校合格に向けて計画通りに学習を進めることができるだけでなく、「合格するために必要な基礎学力」を優先的に身につけることができます。受験は他者との競争です。実際に自分の順位や判定は個票に記載されているのですが、スポーツの様に実感が湧かない人が多いのも事実です。受験は、計画を立てて早めに取り掛かれば、他者よりも有利に進めることができます。塾は自分が成功するために利用するものです。塾選びは自分にとってメリットがあるかどうかで判断しましょう。
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